tmux コマンド 2014/10/14
screenコマンドと同じで、1つの端末の中でタブブラウザのように複数の端末を開けるもの。
自分はこのコマンドのお陰でMac上のターミナルのウィンドウは1つかせいぜい2つしか開かず、中でtmuxで複数の端末を起動している。
キーバインド 2014/02/26
以下で <prefix> は Ctrl+b など、tmuxのプリフィックキーで、設定によって変わる。
- <prefix>
c
- 新しいウィンドウを作成する
- <prefix>
&
- ウィンドウを閉じる
- <prefix>
w
- ウィンドウ一覧を表示して選択する
- <prefix>
o
(小文字のオー) - 次のペインに移動する
- <prefix>
x
- ペインを閉じる
- <prefix>
:
- コマンドプロンプトが現れて、tmuxの任意のコマンドを実行できる。
例えば、
list-keys
でエンターを押せば、キーバイドの一覧が表示される。
用語の説明 2015/11/30
- セッション
- ブラウザに例えると複数のタブを内包する1つのウィンドウ。1つ以上のウィンドウが含まれる。
- ウィンドウ
- タブブラウザに例えると1つのタブ。1つ以上のペインが含まれる。
- ペイン
- ウィンドウの中の1つの端末で、ウィンドウの中を水平や垂直に区切って複数並べることができる。
コマンドラインでの主なコマンド 2015/11/30
# セッション一覧
tmux ls
# または
tmux list-sessions
# 名前をつけてセッションを開始
tmux new -s hoge
# 特定の名前のセッションに接続
tmux attach -t 名前
# セッションの名前を変更
tmux rename -t 現名前 新名前
複数のペインで同じ操作をするには 2013/09/25
たくさんのリモートホストに対して、同じコマンド操作をしたい場合に、いちいちそれぞれのリモートホストにSSH接続して同じキー入力するのはとても面倒。それを解決してくれるのが、tmuxのsynchronize-panesの機能。
1つのウィンドウの中のすべてのペインに対して同じキー入力をさせるには、いずれかのペインで以下のコマンドを実行する。
tmux set-window-option synchronize-panes on
コマンドを実行した後は、どのペインに入力してもすべてのペインに反映される。
終了するには以下のコマンドを実行する。
tmux set-window-option synchronize-panes off
それぞれのペインで別々のホストにSSH接続してから、同じ操作をするには、
SSH接続してからではこのtmuxコマンドをキックできないので、
<prefix>を押した後に、:set-window-option synchronize-panes on
と入力し、エンターを押すことで、この機能を有効にする。
:
のあとのコマンド入力ではタブで補完が効くので、それほど面倒ではないが、私は .tmux.conf に以下のように書いている。
bind S setw synchronize-panes on
bind s setw synchronize-panes off
インストールされているtmuxのバージョンを確認するには 2013/11/05
tmux -V
ウィンドウの中に2つのペインがある場合に、どのペインがアクティブになっているのかが、 1.7まではわかりにくかったが、1.8からは境界の線が2つに分かれて描画されるようになって、推測できるようになった。
ステータスバーの表示/非表示を設定するには 2014/04/01
非表示にするには
set status off
再度、表示させるには
set status on
tmuxの画面からは <prefix> : set status off
Enter と押すことでその場で変更できる。
tmuxのバージョン番号を調べるには 2014/05/19
tmux -V