rm コマンド

ファイルを削除するコマンド。

インストール

Coreutilsというパッケージに入っているので、CentOSにもUbuntuにも始めから入っている。

オプション

-d, --dir
空のディレクトリを削除する。中身がある場合は削除できない。中身ごと削除するには -r が必要。
-f --force
確認のプロンプトを出さずに強制的に削除する。対象となるファイルが存在しない場合にはエラーメッセージを出さない。
--help
ヘルプ表示
-i
削除する前に確認のプロンプトを出す。
-I
削除対象が4つ以上の場合や、-r と併用でディレクトリごと削除する場合に確認のプロンプトを出す。
-r, -R, --recursive
ディレクトリの中を再帰的に削除する。これを指定しないとディレクトリを削除することができない。
--one-file-system
別のファイルシステムをマウントしたディレクトリは削除対象外とする。 -r で削除しようとしたディレクトリの中にこっそりなにかがマウントされていて、 マウント先が消されてしまう、という事故を防げる。
-v
削除するファイル名を表示しながら削除する。
--version
バージョン表示

対象となるファイルに書き込み権限がなく、標準入力が端末の場合で -f が指定されなかった場合は、たとえ -i がなくても確認のプロンプトを出す。

-- というパラメータを渡すとそれ以降のパラメータをオプションではなくファイル名とみなしてくれるので、 - で始まるファイル名を扱いたい場合に使うとよい。

## "-r" という名前のファイルを削除
$ rm -- -r

# この書き方でもよい
$ rm ./-r

1文字のオプションは以下のようにつなげて書くことができる。

$ rm -rf foo

## 上と下は同じ意味
$ rm -r -f foo
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